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坂本 七海のブログ

ひとりでサロンを営むセラピストさんへ。サロン運営の工夫や、ひとりサロンDXキットのアプリづくりに込めた思いをお届けします。

「覚えていてくれたんですね」。そのひと言につながる、小さなメモ。

全部覚えていなくても、今日のその方を大切にお迎えできますよね。

椅子とお茶、ひざ掛けを用意した、明るいサロンのカウンセリングスペース

お客様のお顔を見た瞬間に、前回のお話を思い出すことがありますよね。お仕事が忙しそうだったこと、帰り際に笑っていらしたこと。ところが、思い出したかったことほど、あと少しのところで出てこない。

こんにちは、ナナミです。「あのお話、何だったかな」と、頭の中をそっと探す時間。お客様との会話は続いているから、余計に焦ってしまいそうです。思い出そうとするほど、遠くなるようなこともありますよね。

大切に思っていることと、全部を覚えていられることは、別なんですよね。ひとりで何役もしている毎日ですもの。記憶だけにお願いするには、ちょっと荷物が多すぎる気がします。

次にお迎えするとき、何を知っていたらうれしい?

施術に必要な記録とは別に、次回の自分へ短いメモを残すなら、何を書きたいでしょう。

たとえば、室温のお好みを伺ったこと。説明はゆっくり確認しながら進めたいというご希望。お客様をお迎えする直前に読んで、「そうだった」と準備できることが一つあると心強いですね。

お話を全部書き留めようとしなくてもいいんです。何のために残すのかを考えると、必要な一行が見えてくると思います。

私は、メモをたくさん持っていることより、その一行で目の前の方に気を配れることを大事にしたいです。記録を立派にするのが目的になったら、書くご自身もしんどいですから。

前回のその方と、今日のその方。

ただ、覚えていたからこそ、気をつけたいこともあります。前回は静かに休みたかった方が、今日は少しお話ししたいかもしれない。その反対もありますよね。

「静かに過ごすのが好きな方」と決めてしまうより、「前回は静かに休みたいとのご希望」と残しておく。次は、今日のお気持ちをもう一度伺えるように。

たとえば、「今日はゆっくりお休みになりたいですか」と声をかけてみる。覚えていることを披露するより、今のご希望を聞ける入口として使えたらいいなと思います。

カルテの連絡・メモ欄のデモ画面。サロン内メモに静かに過ごしたいという希望が表示されている
デモのカルテから「連絡・メモ」を切り出しました。サロン内で確かめたいことを、施術前に読み返せます。表示内容はサンプルです。小さい画面では横に動かせます。画像を押すと拡大できます。

こちらは、ひとりサロンDXキットのメモ欄のデモです。次のお迎え前に読めるところへ、必要なことを短く。残す場所が紙でもアプリでも、その先でお客様に向き直れることがいちばんですね。

聞かない気遣いも、残しておきたい。

前に伺ったことだから、次も聞いていいとは限らない。とくに、ご家庭や体調などのお話は、その方が今日は触れたくないことかもしれません。

「どうなりましたか」と聞く前に、今の表情を見たり、ご本人からお話しになるのを待ったり。覚えているけれど、こちらからは持ち出さない。そんな気遣いもあると思うんです。

メモにも、接客や施術に必要な範囲を。お客様が話してくださったことを、残せるだけ残す必要はありません。保管する場所も、ほかの方の目に触れないようにしたいですね。

次のお客様の前に、ひと呼吸して一行読む。それから、今日のお顔を見る。

「前にも来てくださった方」として覚えていることと、「今日、ここに来てくださった方」として新しくお迎えすること。その両方ができたら、私はとてもうれしいです。

画面で確かめてみたい方へ

ひとりサロンDXキット

サンプルのお客様のカルテで、記録やメモの見え方を確認できます。

カルテのデモを見る