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坂本 七海のブログ

ひとりでサロンを営むセラピストさんへ。サロン運営の工夫や、ひとりサロンDXキットのアプリづくりに込めた思いをお届けします。

「もう少し暖かくしてほしい」を、言いやすくするには。

気になることを伝えるのにも、少し勇気がいるから。お客様の小さな希望を受け取る言葉を考えます。

お茶を用意したサロンの二つの椅子

ブランケットをもう一枚お願いしたい。でも、手を止めてもらうほどではないかな。そんなふうに迷う場面を、想像してみました。

お店では「何かあれば、いつでもおっしゃってくださいね」と伝えている。それでも、こちらが忙しそうに見えたり、さっき尋ねられたときに平気だと答えたりすると、あとから言い出しにくいこともありそうです。

気遣いが伝わっていないのではなく、気遣ってくださる方ほど遠慮する、ということなのかもしれませんね。

希望を言える入口を、少し具体的に。

たとえば、最初に「途中で寒くなったら、ブランケットを足せますので教えてくださいね」と伝える。これは声かけの例です。実際に対応できることを、具体的に一つ添えておきます。

「何か」の中身が見えると、お願いしてもいいことなのだと受け取ってもらいやすそうです。お客様に、その場で不満を探してもらう必要はありません。必要になったら声をかけられる、と分かれば十分なこともありますよね。

途中で一度、区切りのよいところで「寒くありませんか」と確認するのも一つの方法です。ただ、何度も尋ねて休む時間を細切れにしないように。その方の様子を見ながら、必要な確認を短くできたらと思います。

言ってくださったあとの、最初の返事。

希望を伝えてくださったとき、私は、こちらの理由を説明する前に受け取る言葉を置きたいです。たとえば「教えてくださってありがとうございます。もう一枚お持ちしますね」。これも、言い方の一例です。

「さっきは平気とおっしゃっていましたよね」では、次から言いにくくなりそうです。時間がたてば感じ方が変わることもある。最初の答えを、最後まで守っていただく約束にしなくていいですよね。

もちろん、希望のすべてに応えられるわけではありません。できないときは、できないことを曖昧にせず、代わりに何ができるかを伝える。無理をして引き受けることと、言葉を丁寧に受け取ることは別だと思います。

対応したあとに、恐縮した言葉を何度もいただくことがあっても、長いやり取りにしなくていい。「遠慮なく」のひと言だけでなく、短く自然に対応することでも、お願いしやすさは伝わりそうです。

お客様が少し希望を言ってくださるのは、接客がうまくいっていない証拠とは限りません。その場で調整できるように知らせてくださった、と受け取れる日もあるはずです。こちらも構えすぎず、次のひと言を用意しておけたら。