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坂本 七海のブログ

ひとりでサロンを営むセラピストさんへ。サロン運営の工夫や、ひとりサロンDXキットのアプリづくりに込めた思いをお届けします。

おすすめしたあと、断りやすい間も残せたら。

追加メニューや商品のご案内。「今日は見送ります」を受け取るところまで、接客を考えます。

サロンの椅子とお茶を置いた小さなテーブル

お客様に合いそうなものがある。知っていただけたらと思ってご案内したあと、返事を待つ短い時間。もう少し説明したほうがいいのか、ここで止めたほうがいいのか、迷うことはありませんか。

おすすめすること自体が悪いわけではありません。選択肢を知らなければ選べませんし、お店の仕事として伝えたいこともあります。ただ、説明を聞いたら申し込まないと申し訳ない、と感じる方もいるかもしれません。

今日は、すすめる言葉の上手さより、そのあとにお客様が返事を選べるかを考えてみたいです。

「今日はこのままで」も、一つの返事。

たとえば追加メニューなら、内容だけでなく追加の料金と時間を伝えたうえで、「今日は今の内容のままでも大丈夫です」と添える。これは声かけの例です。今の予約内容でもきちんとお迎えすることを、先に言葉にしておきます。

ここで気をつけたいのは、言葉のあとに説明を重ねすぎないこと。「大丈夫です」と言った直後に、でも今なら、と続くと、見送る選択が急に小さくなってしまいますから。

返事を考えている間も、こちらが埋めなくていい時間なのかもしれません。予約の残り時間が決まっている場合には、急がせる雰囲気にするより、今日できる範囲や別の日に相談できることを正確に伝えたいですね。

見送ったあとも、いつもの温かさで。

「今日はやめておきます」と言われたら、理由を詳しく聞き出さなくても。「承知しました。今日はご予約の内容で進めますね」と受け取り、その先の案内へ戻る。金額のことかもしれないし、ただ今日は考えたくないのかもしれません。

一度見送ったからといって、ずっと興味がないと決めつける必要もありません。でも、帰り際にもう一度、次の連絡でももう一度、と同じ提案を重ねる前には、今日の返事を思い出したいです。

売上が気になる日もあると思います。それでも、断るためにお客様が何度も気を遣わなければならない案内にはしたくない。その線を決めておくことは、すすめる側の迷いを減らすことにもつながりそうです。

次に何かをおすすめするときは、最後のひと言だけ用意してみませんか。「今日は見送る」と言われたら、どう返すか。そこまで考えておくと、説明のあとの短い沈黙を、少し落ち着いて待てるかもしれません。