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坂本 七海のブログ

ひとりでサロンを営むセラピストさんへ。サロン運営の工夫や、ひとりサロンDXキットのアプリづくりに込めた思いをお届けします。

「どこまでやったかな」を、次の自分に残さないために。

仕事の途中で呼ばれたら、続きの一手だけをメモに。覚えておく仕事を、一つ減らせたら。

窓辺の木の机に置かれたタブレットとノート

お知らせの文章を考えている途中で、玄関のチャイムが鳴る。お客様をお迎えして、施術をして、お見送りをして。ようやく机に戻ると、開いたままの文章が、ちょっとよその人のものみたいに見える。

「あれ、何を直そうとしていたんだっけ」。そんなことはありませんか。私が気になるのは、作業が止まったことよりも、再開するためにもう一度考え直す時間です。ひとりのお店では、途中で手を止める理由のほうが、たいてい大切ですものね。

だから、中断しない一日を目指すより、戻ってこられる終わり方を用意してみるのはどうでしょう。

「お知らせを仕上げる」より、もう少し先まで。

たとえば、書きかけの案内なら「休業日をカレンダーで確認して、2行目に入れる」。写真を選んでいる途中なら「候補は2枚。スマホで見て、文字に重ならないほうを選ぶ」。こんなふうに、次に手を動かすところを一行だけ残します。

「あとで続きをやる」でも間違いではないのですが、あとで読む自分には、少し説明が足りないかもしれません。(今の自分だけが分かっていること、ありますよね)何が終わって、何を迷っていたのか。その境目が分かる言葉を置いておきます。

メモの置き場所は、今使っている仕事用ノートでも、下書きのそばでも。新しい管理表を一枚増やさなくてもよさそうです。お客様に見える場所なら個人情報は書かず、公開する文章の中に自分用のメモを混ぜないようにします。

一行すら書けないときは、そちらが先で。

もちろん、呼ばれているのにメモを完成させる必要はありません。お迎えが先。その日は何も残せなくても、仕組みを守れなかったと数えなくていいと思うんです。

手を止める余裕があるときだけ、一行。戻ったときにその一行が役立ったら、次も使う。そのくらいなら、サロンの流れを邪魔せずに試せそうですよね。

それから、再開するつもりでメモを見て「これは今週しなくてもいいかも」と思ったら、予定を変えても構いません。途中まで進めたから必ず終える、という約束にしなくていい。お店の都合も、体力も、その間に変わりますから。

お客様の話を聞きながら、頭の片隅で書きかけの文章を覚えておく。その見えない仕事まで、ずっと引き受けなくて済むように。次に机へ戻る自分に、短い続きを渡しておけたらと思います。