予約を一つ確かめたいだけなのに、どこを押したらいいのか分からない。いくつか開いて、戻って、また開いて。「私、こういうの苦手だからなあ」と、画面を閉じたくなる。
こんにちは、ナナミです。もしそんなふうに手が止まったら、その理由を全部、ご自身のせいにしないでくださいね。
サロンでアプリを開くのは、操作のお勉強をするためではないですもの。今、目の前にある用事を終えたい。そのあとには、お客様のお迎えや、施術の準備が待っていますよね。
作る側にいる私は、その順番を忘れたくないんです。
押したら どうなるか、 分からないのは 怖い。
たとえば、お客様への案内を書いているとき。「保存」と書かれたボタンを押したら、もう誰かに見えてしまうのかな。それとも、書きかけのまま置いておけるのかな。
そこが分からなかったら、私だって押す前に止まると思います。(書き途中の文章が出てしまったら……と想像するだけで、ハラハラ)
まだ誰にも見せない下書きなのか、お客様に公開するのか。使う方が知りたいのは、難しい仕組みではなく、その違いなんですよね。
名前を分かりやすくしたり、押す前に必要な言葉を添えたり。そんなところから、安心して進める画面にしていきたいです。
こちらには見慣れたボタンでも、初めて触る方は初めて。その当たり前に、何度でも戻りたいと思っています。
上手に 説明しようとしなくても。
使いにくかったところを人に伝えるのも、案外大変ですよね。どの画面だったかを思い出して、名前を探して、こんな言い方で分かるかな、と考えて。
もし教えていただけるなら、「明日の予約を見たかった」「この先が分からなくなった」。まずは、その言葉から聞かせてください。
専門的な呼び方をそろえてから、と思わなくて大丈夫です。何をしたかったのかが分かれば、こちらで一緒にたどれることがあります。
もちろん、毎回報告をお願いしたいわけではありません。気づいたことを伝えるだけでも、ご自身の時間を使ってくださっていますから。それを当たり前にせず、作る側でも確かめていきます。
用事が 済んだら、 お客様の ほうへ。
私は、アプリを長く見てもらうことより、「分かった、これで大丈夫」と閉じてもらえることがうれしいです。
メモを読めたら、お茶の準備へ戻れる。予約を確かめたら、スマートフォンを置いて目の前の方のお話を聞ける。そのための道具ですから。
新しい機能を増やすときにも、覚えることまで一緒に増やしていないかな、と考えます。機能が多いほうが立派に見えても、使うたびに肩に力が入ったら、頼りにくいですよね。
ひとりサロンDXキットも、まだ手を入れていきたいところがあります。分からないことがあったとき、「こんなことを聞いてもいいのかな」と遠慮するような場所にはしたくありません。
あなたは、今日のお客様に向き合う人。その時間を助けるために、こちらでできることを考える。それが、私のしていきたい仕事です。

