このベッドを置いて、窓にはこんなカーテンを。思い描いていたお店が少しずつ形になってくるのは、楽しみですよね。
ところが、見積もりを並べると、急に静かな気持ちになる。ひとつずつ見ていたときは良さそうだったのに、全部を足すと、なかなかの金額。
こんにちは、ナナミです。今日は開業準備のお金のことを、少しお話ししたいです。電卓を持つ前から身構えてしまうようなお話には、したくないんですけれどね。
大切なお店だからこそ、楽しみな気持ちだけで決めたくない。でも、数字ばかり見ていると、最初のわくわくが遠くなる。その間を行ったり来たりする時間も、準備の一部なのだと思います。
お店が できた、 その あとも 続く もの。
内装やベッドなど、最初に用意するものは思い浮かべやすいですよね。いっぽう、家賃や材料の買い足しなど、始めてから出ていくお金もあります。
日本政策金融公庫の資料を読むと、開業の資金を「設備資金」と「運転資金」に分けて考えるようになっていました。お店を整えるためのお金と、営業を続けるためのお金。その両方を見ておくんですね。
まずは紙を分けて、最初に必要なもの、営業が始まってから払うものを並べてみる。今すぐ合計を出せなくても、何をまだ調べていないかが見えてきそうです。
資料の記入例は飲食店なので、その金額をサロンにも当てはめることはできません。ご自身のお店の見積もりや条件で、一つずつ確かめたいところです。
分からない ところに、 丸を つけて おく。
見積書に書いてある言葉が、よく分からない。送料は入っているのかな、設置までお願いできるのかな。そんなときに、分からない自分を置いて進まなくていいんです。
「この金額に、搬入と設置も含まれていますか」。聞きたいことを、そのまま隣に書いてみませんか。
相談するのは、全部理解してからじゃなくていい。むしろ、分からないところがあるから聞くんですものね。(そう思っても、初歩的すぎるかな、と気になるんですけどね)
私は、払う前に聞けることが見つかったなら、それはちゃんと準備が進んでいると思います。答えを聞いてから、ほかの見積もりと同じ条件で比べる。その順番でいいのではないでしょうか。
欲しいものの中には、開業日に必要なものも、始めてから考えられるものもありそうです。安全や施術に必要な条件を確かめたうえで、買う順番を変えられるものがあるか考えてみる。後回しにすることは、ずっと諦めることと同じではありませんから。
あなたの 暮らしの 欄も、 忘れずに。
お店の支払いを考えていると、自分の生活のことが最後になりがちかもしれません。でも、お店を続けるあなたにも、ごはんや住まいが必要ですよね。
事業のお金とは分けて、暮らしに必要な支出も確かめておく。足りるかどうかや、借入をどう考えるかは、ここだけで決めず、見積もりを持って創業相談の窓口などで具体的に相談してみてください。
数字を見て怖くなったから、向いていない。そんなふうに急いで結論を出さなくてもいいと思うんです。大切に続けたいから、確かめたくなったことがあるのかもしれません。
今日は、見積もりの分からないところに一つ丸をつける。聞きたいことを一行書く。そのくらいのところからで。
好きなカーテンを思い浮かべる楽しみも、どうぞ残しておいてくださいね。そのお店で過ごす毎日のために、数字のほうも少しずつ、一緒に具体的にしていきましょう。
今回、 読んで みた もの
日本政策金融公庫「創業計画書セルフチェック・資金計画」。設備資金と運転資金の整理を参考にしました。必要額はお店によって異なるため、本文では共通の金額を示していません。2026年9月16日確認。 https://www.jfc.go.jp/n/finance/sougyou/sougyouselfchek/page_3/

