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坂本 七海のブログ

ひとりでサロンを営むセラピストさんへ。サロン運営の工夫や、ひとりサロンDXキットのアプリづくりに込めた思いをお届けします。

「書いてあるんだけどなあ」と思ったら。サロンの案内を、ちょっと読み直してみました。

ちゃんと書いた気遣いが、必要なときに見つけてもらえたらうれしいですね。

案内を見直すためのタブレットとノートを置いたサロンの受付机

こんにちは、ナナミです。お客様が迷わないように、サロンの案内に言葉を足していく。あれも大事、これも知っておいてほしい。そうしてできた文章って、一つひとつに理由がありますよね。

でも、ちゃんと書いたはずのことを、また聞かれる。そんなときは、少しだけ「そこに書いてあるんだけどなあ」と思ってしまうかもしれません。

今日は、その気持ちを持ったままでもできる、案内の見直しを考えてみました。せっかく書いた気遣いが、必要なときに見つけてもらえたらうれしいですものね。

読む方は、今どこにいるでしょう。

たとえば、初めてのお客様が、車を止める場所を探しているところ。予約したときには読んでいても、到着が近づくと「どこだったっけ」と、もう一度スマートフォンを開くかもしれません。

そのとき、駐車場の案内がお店の紹介文の途中にあったら。書いた私たちには場所が分かっていても、慌てている方には見つけにくそうです。

文章の書き方を調べると、W3Cというウェブの標準をつくる団体の案内にも、内容が分かる見出しや、行き先が分かるリンクの言葉が勧められていました。

サロンの案内なら、「駐車場について」と目印をつけたり、「こちら」を「サロンへの道順を見る」に変えたり。これなら、文章を全部書き直さなくても始められますね。

親切な言葉を、消さなくていい。

読みやすくしようと思うと、短く、短く、と削りたくなります。でも、「気をつけてお越しくださいね」まで、なくすのは寂しいなあと私は思います。

まず駐車場の場所が分かる。その近くに、そのひと言がある。それなら、急いで探している方にも、書いた方の気持ちにも、居場所ができそうです。

お店への思いを伝える文章と、今すぐ確かめたい持ち物や連絡先。それぞれを見つけやすい場所に置いてあげる感覚で、分けてみませんか。

丁寧に書いた文章ほど、どれも残したくなりますよね。(分かっちゃいるんですけどね、短いほうが見つけやすいって)そんなときは削る前に、一つ見出しをつけてみる。それだけでも、できることがありそうです。

同じ質問を、次の方への気遣いに。

何度か同じことを聞かれたら、その答えを探しにくかったのかもしれない、と考えてみる。読む方を責めずに済むし、次に直す場所も見えてきます。

ご自身のスマートフォンで、「駐車場はどこ?」と一つだけ探してみてください。お店のことを知らない人にも、最初の画面から見つけられそうでしょうか。

もし迷いそうなら、今日はそこだけ直す。ほかにも気づくところはあるでしょうけれど、すべてを一晩で整えなくても大丈夫です。

次に同じ質問が来なくなったとしても、お礼を言われることはないかもしれません。迷わず着けた方は、迷わなかったことには気づかないですからね。

それでも、入口でいつものように「こんにちは」と会えたら。その前に、こちらの言葉が少し役に立っていたのかもしれない。私は、そんな目立たないお迎えも好きです。

今回、読んでみたもの

W3C WAI「Writing for Web Accessibility」。見出しとリンクの言葉の考え方を参考にしました。駐車場などの場面は、サロンでの使い方として私が考えた例です。2026年9月16日確認。 https://www.w3.org/WAI/tips/writing/